映画で描かれる通称“広島編”は、広島に訪れた整が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・
狩集家の遺産相続問題に巻き込まれる物語。この狩集家の渦中の人物となる5名のキャラクターを演じる豪華俳優陣がこの度、解禁となりました!
自らも相続人で、整を巻き込んでいく、言わば“広島編”のヒロイン・
狩集汐路を演じるのは、大ヒットアニメーション映画『すずめの戸締まり』で、1700人を超える応募の中からヒロインすずめに選ばれた原菜乃華。
今作でも、オーディションで役を勝ち取り、ショートカットで活発な汐路を演じるにあたり、印象的だったロングヘアを30cmカット。今までのイメージを一新させ、明るくたくましい汐路を演じました。
そして、汐路のいとこで、同じく相続人の一人、
赤峰ゆらを演じるのは、昨年だけでも『沈黙のパレード』『Dr.コトー診療所』『月の満ち欠け』などと数々の大ヒット映画に出演し、俳優だけではなく歌手としても活躍する柴咲コウ。勝気な女性でありながら、一人娘を守ろうとする母親の姿を時に強く、時に優しく演じました。
また、狩集家お付きの弁護士の孫であり、汐路の初恋の相手でもある
車坂朝晴には、松下洸平。連続テレビ小説「スカーレット」で注目を集め、「最愛」「やんごとなき一族」「アトムの童」とその留まることを知らない活躍ぶりで、数々のドラマに出演。本年度のエランドール賞では「新人賞」を受賞しました。今作では、汐路を兄のように気遣い、サポートする好青年をさわやかさそのままに演じました。
さらに、汐路、ゆらのいとこで同じく狩集家の遺産相続候補者の1人、
狩集理紀之助には、町田啓太。大河ドラマ「青天を衝け」では土方歳三役を、映画『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』では完璧イケメンを演じました。ドラマ「テッパチ!」ではヤンチャで破天荒な肉体派男子を演じる等、様々な役柄を演じ分け、見る者を魅了。今作では、メガネをかけたインテリの臨床検査技師役で、その演技力を遺憾なく発揮しています。
そして、汐路、ゆら、理紀之助のいとこで、同じく狩集家の遺産相続候補者の1人。ヤンチャな性格だが根は真面目な
波々壁新音には、萩原利久。映画『十二人の死にたい子どもたち』や、ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」など数々の話題作に出演。4月には主演映画『美しい彼』シリーズの最新作が公開する等、今最も勢いのある若手俳優が今作に参戦いたします!
■赤峰 ゆら役…柴咲コウ
狩集家の遺産相続候補者の一人。汐路たちのいとこで勝気な性格。専業主婦で幸という一人娘がいる。
<コメント>
以前から原作を読み楽しませていただいていたので、今回その物語の中に入り込めるのだということにとてもワクワクしました。原作ではクールな印象のゆらさんでしたが、今回の撮影では感情の起伏多めで演出していただきました。原作の雰囲気は守りつつ映画ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います。
クランクインが狩集家遺言状申し伝えのシーンで、ロケ場所の雰囲気とも相まってとても厳粛な空気が漂っていましたが、その後の撮影ではそれぞれの役者さんがとてもフレンドリーでとても安心できました。特に、待ち時間の共演者の方々との深夜のゲームが忘れられません。
一人一人の役者さんが丁寧に、それぞれの役を見つめ構築していったことにより、物語の緻密さを欠くことなく最後まで1カットずつシーンを重ねられたように思います。
■車坂 朝晴役…松下洸平
汐路の初恋の人で兄のように優しく汐路をサポートする。車坂家は代々弁護士になり狩集家に仕えていて、自分も弁護士になるために勉強している。
<コメント>
演じるのが楽しみな役を頂き、監督や共演者の皆さんとのやり取りの中で、新しい朝晴の感情を引き出して頂きました。
ミステリの撮影がある日は、ちょっとワクワクしていた自分がいます。
初めましての方ばかりでしたが、芝居のことや他愛のない話をたくさんしました。
数週間の撮影でしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。
原作を読まれた方もそうでない方も楽しんで頂けると思いますので、是非劇場でお会いしましょう!
■狩集 理紀之助役…町田啓太
汐路たちのいとこで狩集家の遺産相続候補者の一人。インテリな見た目をしており、病院で臨床検査技師として働いている。
<コメント>
もともと原作が好きでしたので、オファーを頂き光栄でした。理紀之助は広島を舞台にした今回のストーリーの中でもとても魅力的に感じる登場人物のひとりで、実際に演じれば演じるほどより好きになりました。
今回の共演者の皆さんとは殆ど初めての共演で、クランクインしたときはとても厳かな雰囲気でこれが『ミステリ』なのかと背筋が伸びながら現場にいたのですが、菅田くんを中心にお芝居の話や何気ない話がどんどんと止まらなくなり、今思い返すと笑っていた記憶ばかりです。整くんのように菅田くんが僕たちの心を解してくれたのだと思いますし、なんだか温かい気持ちで過ごさせてもらえた期間でした。
雪に埋もれていた時が少し動き出すような物語になっていると思います。
人と対話することは自分自身の心に気付くことにも繋がるんだなと、僕はこの映画に参加させて頂いて改めて感じました。みなさんにはこの映画「ミステリと言う勿れ」をご覧になったとき、どんな心持ちになってもらえるのか、楽しみでなりません。
■狩集 汐路役…原菜乃華
名家・狩集家の相続人候補の一人で高校生。狩集家は代々遺産を巡る壮絶な争いが起こっているが、その遺産相続問題に整を巻き込んでいく張本人。
<コメント>
前作のドラマを一ファンとして毎週とても楽しみにしていましたので、どうしても受かりたい!という強い思いでオーディションに参加しました。
そして、狩集汐路として参加する事ができて、夢が叶い本当に嬉しかったです。
物心ついた時からずっと長かった髪の毛を30cm程切り撮影に臨みました。
憧れの作品だったので自分でいいのかという不安はとてつもなかったのですが、菅田さんはじめキャストの皆さん、監督、スタッフの皆さんがとても優しく温かく、極寒の撮影でしたが無事に終えることができました。
そして今は、早く映画館で整くんに会いたい!沢山の方に観て頂きたい!一視聴者として語り合いたい!という気持ちでいっぱいです。どうぞ楽しみにしていて下さい!
■波々壁 新音役…萩原利久
汐路たちのいとこで狩集家の遺産相続候補者の一人。社会人でヤンチャな性格だが根は真面目。
<コメント>
新音という役を演じるうえで方言があることを聞いたので、一筋縄じゃいかないなと思いました。
感情の1つを表現するのにもいつも以上に言葉に気をつけながらやっていたので難しかったですが沢山学ぶことができ、狩集家のみなさんとは撮影が進んでいくにつれダチョウの話をしたり、段々と本当の従兄弟のようなコミュニケーションが取れていたんじゃないかと思います。
チームの皆さんと沢山コミュニケーションをとりながら丁寧に作りあげていった作品です。
ぜひ劇場で観てもらいたいですし、世界観を楽しんでもらいたいです。
■監督:松山博昭
<コメント>
ミステリと言う勿れ 広島編を具現化するため、超強力なメンバーが集結してくださいました。現場は毎日戦いでした。その日撮影するシーンについて、菅田さんを含めたこのメンバー全員で数時間話し合うこともざらな現場でした。しかし、それは全員、自分の役のためではなくシーン全体、そして物語をよりよくしようとするためのディスカッションでした。
そして編集する日々の中、撮影した素材を見ながら、あの戦いは間違っていなかったことを実感しています。
田村先生の描いた世界を生身の人間が演じる意味。
それを感じさせてくれるこの豪華キャストのお芝居にご期待ください。